戦い方の探索者

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反間計 その3

 

●計の説明
敵に仲間割れを起こさせる。
(敵のスパイを利用する計、という解釈もある)

 

●計を立てた人
賈詡(カク)、曹操

 

●計の対象
韓遂(カンスイ)、馬超

 


馬超韓遂「くそっ!曹操を討伐としようとしたものの、逆に曹操軍に挟み撃ちにされる態勢になってしまった」
韓遂「こうなりゃ、曹操と和平を請うか」
馬超「しゃあなしでok

 

曹操賈詡「お、和平交渉をしてきた。こりゃいいチャンスだ。
韓遂馬超を仲たがいさせよう!」

 

馬超「むむ、韓遂殿と曹操はもともと顔見知りとな。
2人で直接会話している場面はちょっとあやしかった…
曹操から送られてきた手紙も、オレに見られたくないものを韓遂殿が修正したように見える…
曹操が、そう思わせるためにもともと部分的に墨で塗りつぶした手紙を送った)
曹操韓遂殿は水面下で通じているに違いない!
許さんぞ!韓遂!死ねっ!!」

 

韓遂「ひえっ!こうなったら曹操に投降するしかない!」

曹操「やりーっ!韓遂が投降してきたぞー!そーれ、馬超を攻め滅ぼせーっ!」

馬超「ぐわーっ!」

 

 


相手を信頼していても、あやしい行動を重ねて目撃すると、その信頼がゆらいでいく。
馬超が、曹操は知略に長けた人間であることを理解し、また、「信頼している韓遂に裏切られたらそれまでの話さ」という覚悟があればなんとかなったかもしれないが、馬超(というより人間というもの)にそれを求めるのも酷な話に思える。