戦い方の探索者

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掎角の勢 (キカクのセイ) その1

 

●計の説明

軍勢を二手に分けて、連携して敵にあたること。

 

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事例1 (一巻 249)

 

●計を立てた人
孔融、田楷(デンカイ)

 

●計の対象
曹操

 


曹操「陶謙は親父の仇、死するべし!」
孔融、田楷、劉備「あ、陶謙さんがやられそう!助けるぞ~!!」

 

孔融、田楷「曹操コワイ!近寄れない!!」
劉備「関羽と趙雲にお二人を援護させます。私は、曹操に包囲されている陶謙さんの城に入るために突っ込みます。」
孔融、田楷「助かるわ~。われらは掎角の勢をとる。関羽と趙雲にはその両側から支援してもらおう」

 

劉備は曹操軍に突っ込み、張飛が敵を蹴散らしてうまいこと城へ入った。
その直後、呂布が曹操の本拠地を攻めたため、曹操は戦わず撤退することにした。

 


掎角の勢はとったものの、曹操側のトラブルで劉備以外は戦闘をしなかった。
なので、掎角の勢の効果は発揮されず。

 

 

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事例2 (一巻 432)

 

●計を立てた人
陳宮

 

●計の対象
曹操

 


陳宮「呂布様、曹操が攻めてきました!
曹操は遠くから攻めてきているので、食糧が長くはもたないでしょう。

 

なので、呂布様が城の外で陣をしき、私が城を守ることで、掎角の勢をしくのです。
そうして、どちらかが攻められたときに、攻められていない側が曹操の背後を攻めることを続ければ、短期間で曹操軍の食糧切れを狙えるでしょう。」

呂布「いい案だね!」


呂布の妻「だめよ!あなたが城を出るなんて!
あなたが城を出ている間に城で何かあったら、私はどうなるの!」
呂布「う、うん…じゃあやめる」

 

陳宮「マンマミーアッ!」

 

 


提案が却下されたので、掎角の勢の効果は発揮されず。
ちなみに、その後も、同じような感じで陳宮の別の提案がしりぞけられて陳宮ため息。

 

 

 

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