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戦い方の探索者

戦いの法則にせまり、自分の戦い方を築く助けとする

魏を囲んで趙を救うの計

 

●計の説明
三国志よりさらに昔のこと。
魏の国(三国志の魏とは別)「趙の国を攻めるぞ!首都を包囲じゃ~!!」

趙の国「うわ~、助けて斉の国~!!」

 

斉の国「助けよう。軍師の孫臏(ソンピン)よ、頼む」

孫臏「おまかせあれ。

魏軍の精鋭部隊が趙の首都を攻めており、魏の本国の守りは薄くなっております。

魏を攻めれば、趙の首都の包囲も解けましょう」

斉軍は魏の首都に向かった。

 

趙の首都を包囲している魏軍「おい、斉軍がわれらの首都を狙ってるぞ!

やばい、戻らんと」


こうして趙の首都の包囲は解け、趙は救われた。
(さらに、孫臏は魏へ戻ってくる魏軍を待ち伏せて撃破した)

 

「囲魏救趙」として、兵法三十六計の一つになっている。

 

●計を立てた人
郭図(カクト)

 

●計の対象
曹操

 


袁紹「わが軍の食糧基地が曹操に攻撃されているようだ!
どうしよう」

 

張郃(チョウコウ)「食糧基地へ救援に行かせてください!」

郭図「NO! 食糧を奪おうというのだから曹操自身が出撃しているに違いない。
つまり、曹操の本陣はがら空きです。ここを攻めれば曹操は引き返すでしょう
(魏を囲んで趙を救う)」

 

張郃「いやいや、曹操は賢いよ!
自分が出撃するならきっちり守りは整えるでしょう。
また、仮に曹操の本陣を攻めて落とせなかったとしたら、われらは食糧基地を失い、そこを守る将もわれらも曹操に捕らわれてしまいますって!」

郭図「いや、曹操の本陣を攻めるしかない!
本陣を攻めるんです!
ほーんじん!ほーんじん!ほーんじん!」

 

袁紹「……うーん、じゃあ、張郃ともう一人の将には曹操軍の本陣を攻めてもらう。
そして、別の将に食糧基地へ救援に向かわせよう」

 

結果、曹操の本陣を攻めた軍は待ち伏せによって撃破され、食糧基地への救援軍も曹操軍によって撃破された。

 


私がこの場にいたなら、張郃に一票ですが……
自分たちの生命線である食糧基地の異変(すでに起こっている脅威)への対応は第一だし、曹操が自ら出撃してきているのなら、曹操を討てるかもしれないし。
郭図の計もわかるのですが、ちょっと今回は計に溺れた感アリかと。