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【書評】 「想い」と「アイデア」で世界を変える (中台澄之)

 

産業廃棄物処理業の会社が、総合リサイクル業を経て、素材のメーカーとして進化していくお話。

 

印象に残ったところをまとめると…

 

もともと鉄の廃棄物処理業を営んでいたが、下請けで、会社の収益のほぼすべてを1社に依存している状態だった。
著者と社長(著者の父)が総合リサイクル業(鉄以外の素材もリサイクル。素材ごとに免許がいる)を進めるが、それでも収益の八割は鉄の下請けが占めていた。


その依存状態に危機感を抱いたこともあり、新しい収益源(高収益狙い)をつくろうと決心する。
苦心の末にたどり着いたのが、廃棄物を材料にして他産業や芸術の素材をつくる会社となること。(付加価値を高くして高く売れるようにする)
こうして現在発展中。

 

ちなみに、素材の新しい使い道を発見するコツは、モノに心があると仮定して感情移入してみる、とのことです。
(この素材を輝かしいステージにあげて光を当てたい、ひと花咲かせてあげたい、と考えたりするようで、ユーモラスでこれは素敵)

 

…という感じです。


新しい事業創出の話も参考になるのですが、それ以上に、資源を最大限に有効活用する持続可能なシステムをビジネスを通してつくる、という志に心打たれました。
持続可能な社会、ということに関心がある方にはオススメの一冊です。

 

「想い」と「アイデア」で世界を変える

「想い」と「アイデア」で世界を変える