戦い方の探索者

戦いの知恵を身につけ、自分の戦い方を築く。

【書評】 なんにもないから知恵が出る (磯部成文、三宅秀道)

 

水泳帽などを開発している会社、フットマークの代表取締役経営学者の対談本。

 

おむつカバーに始まり、水泳帽などさまざまな商品を開発してきた経緯が語られるのですが、それを成し遂げた主たる要因は、磯部さんの資質でしょう。

 

そもそも、新しいことを考えて、つくることが好きとのこと。
そして、現場をよく観察して気づきを得る観察力、ユーザーの立場に立って考える想像力、持ち込まれた提案や意見を素直に聞く姿勢、などに基づく、アイデアを得るための情報収集力。
開発した商品をただ売るだけでなく、その使い方や楽しみ方の普及活動も合わせて行う創造力。
トランク1つで全国の都市を順番に営業していく地道な行動力。

 

社長がこれらの能力を備えているので、社長のみならず社員のアイデアも活かされ、事業の存続を成し遂げてきたといえましょう。
(ちなみに、「介護」という言葉はそもそも磯部さんが作った言葉で、フットマーク社の登録商標とのこと)


磯部さんと私は違う人間なので、持っている資質は異なりますが、現在の私に足りない要素をよく自覚させてくれる本でした。

 

なんにもないから知恵が出る:驚異の下町企業フットマーク社の挑戦

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