戦い方の探索者

戦いの法則にせまり、自分の戦い方を築く助けとする

虞詡の計(グク)

 

●計の説明
虞詡という人が戦ったさい、「竃を増やす」計略によって敵を撃破した。
(という説明が、第一百話の注釈に記されています)

 

●計を立てた人
諸葛亮孔明

 

●計の対象
司馬懿

 

 

諸葛亮が、司馬懿軍を前にして退却することになった。

 

諸葛亮「退却する時には、陣営のかまどの数を、兵の数の倍だけつくるように。
そして、退却するたびに、かまどの数を増やしていってちょうだい」

部下「なんでですか?添兵減竈の法(※)は減らしてましたが」

 

諸葛亮司馬懿は、われわれが退却するとなったら追撃してくるだろう。
ただ、われわれの伏兵を警戒するので、かならず陣営跡のかまどの数をカウントする。
そこでかまどの数が増えているとなると、われわれの退却がホントかどうかわからなくなり、疑って追撃しなくなる。ということ」

 

その後、実際にその通りになり、司馬懿は追撃をしなかった。

 

 


司馬懿が知恵者ゆえに、かまどの数を調べて疑いを深めた。
この2人は、ホント互いの知恵を信頼してるな!

 

 

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(※)テンヘイゲンソウの法 (こちらも、その説明が第一百話の注釈に記されています) 
「兵の数を増やして、竃の数を減らす」法。

 

●添兵減竈の法の元になった出来事の説明

とある将軍が、敵軍が自分たちを追ってきていることを知った。
そこで、日ごとに竈(かまど)の数を減らし、自軍の兵士が逃亡して兵数が減っているように見せかけた。
敵軍はそれを見てチャンスと喜び、ここぞとばかりに昼夜兼行で猛追撃。
その猛追撃してきた敵を、待ち伏せポイントに誘導して撃破した。

 

添兵減竈の法は、かまどを減らして、敵に急いで追撃させる効果を狙う。
虞詡の計は、かまどを増やして、敵の疑いを強めて追撃しないようにさせる効果を狙う。

 

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