戦い方の探索者

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マキャベリの君主論 その8-1 「気前のよさ」という美徳と「ケチ」という悪徳

君主が一般的な「気前がよい」という美徳によって評判を高めようとすると、自身の財産の浪費、そして民衆の財産の収奪につながり、最終的には民衆や外敵によってその地位を失いかねない。

 

逆に、「ケチ」という悪徳の評判を気にせずにいれば、民衆に重税をかけることもなくなり、大局的には民衆にとって気前の良い君主となることができる。
また、外敵に対する戦争でも、赤字化せずに対応できる。
こちらのほうが、君主の地位の維持のために、賢明なやり方である。