万能(まんのう)も 一心とあり 事(つか)ふるに
身ばし頼むな 思案堪忍
【意味】
「万の才能を活かすのも、心一つ次第だ」と言われている。
主君に仕えるならば、自分の才能を頼みとはせず、よく考えて忍耐しなさい。
【解釈】
どれだけ多くの才能を持っていても、その才能を活用できるかは、その才能を持っている人間の心がけ次第。
人の部下になるときには、自分の才能を自分の拠りどころだからといってやたら押し出すのではなく、その使いどころをよく考えて忍耐しなさい。
ということか。
まあ、能力を鼻にかけるな、というのはどんな立場でも言えそうですね。
(他者にはウザがられる上に、傲慢になって自分の成長も止まる)