非常時において
回(え)向には 我と人とを 隔つなよ看経(かんきん)はよし してもせずとも 【意味】死者のとむらいには、味方と敵を隔ててはならない。読経はしてもしなくてもよいが。 【解釈】死ねばノーサイド
心こそ 軍(いくさ)する身の 命なれそのふれば生き 揃はねば死す 【意味】心こそが、戦いをする者の命である。心がそろえば生き、心がそろわなければ死ぬ。 【解釈】集団が戦うさい、相互信頼に基づいて団結していなければ、勝利できない。
無(ぶ)勢とて 敵を侮ることなかれ多勢(たぜい)をみても 恐るべからず 【意味】敵が少数だからといって、あなどってはならない。敵が多数だからといって、恐れてはならない。 【解釈】敵の数を知っても感情を揺らさず、淡々と撃破の方策を考え実施するべ…
のがるまじ 所をかねて 思ひきれ時に到りて 涼しかるべし 【意味】逃げることができない状況になったときの判断を、事前に心に決めておけ。そうすれば、実際に逃げることができない状況になったときに、すがすがしく判断できる。 【解釈】危機的なときに、心…