2021-01-01 韓非子23 外交政策の進言について注意するべきこと 韓非子 いま、臣下のなかで外交政策を説く弁論家は、その外交政策を利用して他国と結びつき、(外交政策の成否に関わらず)私的な利益を得ようとする。 そういった私的な利益のために他国と結びつく臣下は、公共(国と君主)を滅ぼす。 臣下にそのような行動を許さないためには、君主が公共の利益と私的な利益の違いを理解し、弁論家の言葉が事実に基づいているかどうかを調べ、外交政策の結果が悪いときには罰を与える必要がある。