学習・実践
亥(ゐ)にふして 寅には起くと ゆふ露の身を徒(いたづら)に あらせじがため 【意味】夜の十時に寝て朝の四時に起きるのは、露のように消えてしまうはかない人間の人生を、むなしく過ごさせないためである。 【解釈】就寝時間と起床時間は個人次第だが、つ…
学問は あしたの潮の ひるまにもなみのよるこそ なほ静(しず)かなれ 【意味】学問をするのは、朝でも昼でもいい。夜にやるのも静かでいいものだ。 【解釈】学問を、タイミングはいつでもいいからやるとよい、ということか。 たしかに、なんの学習であれ、…
知恵(ちえ)能は 身につきぬれど 荷にならず人(ひと)はおもんじ はづるものなり 【意味】知恵や能力は、どれだけ身につけても重荷にはならない。知恵や能力を身につけた人を世間は尊重し、そして、知恵や能力がその人におよばないことを恥じる。(だから…
下手ぞとて 我をゆるすな 稽古(けいこ)だにつもらばちりも 山とことの葉 【意味】自分は下手だからと言い訳をして、練習をやめてはいけない。「チリもつもれば山となる」という言葉がある。 【解釈】下手な状態の間、練習を続けるからこそ、上手になる。そ…
はかなくも 明日(あす)の命を たのむかな今日も今日もと 学びをばせで 【意味】あるかどうかもわからない明日の命を当てにして、「今日は〇〇」「今日は〇〇」と言い、理由をつけては学ばない。 【解釈】そうではなく、明日に死んでいるかもしれないからこ…
いにしえの 道を聞きても 唱えてもわが行ないに せずば甲斐(かい)なし 【意味】歴史の教訓を聞いても、口にしても、自分の行動にしないのなら、なんの価値もない。 【解釈】実践して現実に反映しないなら、何も変わっていないことと同じである。