戦い方の探索者

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心を高める

【せ】 善(ぜ)に移り

善(ぜ)に移り あやまれるをば 改めよ義不義は生まれ つかぬものなり 【意味】善に移りなさい。過ちは改めるように。義や不義は、生まれつきのものではないのだから。 【解釈】道義的(人の正しい道にかなう)であるか道義的でないかは、生まれつきのもので…

【め】 めぐりては

めぐりては 我が身にこそは つかへけれ先祖のまつり 忠孝(ちゅこう)の道 【意味】巡り巡って、自分に仕えることになるものだ。先祖を祭ったり、主君へ忠義を尽くしたり、親に孝行したりすることは。 【解釈】先祖の祭、主君への忠義、親孝行、これらをする…

【れ】 礼するは

礼するは 人にするかは 人をまたさぐるは人を さぐるものかは 【意味】他者に礼儀正しくするのは、他者に対してやっているのだろうか。(いや、そうではなく、自分に対してしているのである) 他者を見下す行為は、他者に対してやっているのだろうか。(いや…

【ほ】 仏(ほとけ)神

仏(ほとけ)神 他(た)にましまさず 人よりも心に恥ぢよ 天地よく知る 【意味】神や仏は、他のどこかではなく、自分の心の中にいる。そして、自分の行為をすべて知っている。 (そうであるので、自分の行為のうちの見えている部分しか知らない他の人を基準…

【ろ】 楼(ろ)の上も

楼(ろ)の上も 埴生(はにゅう)の小屋も 住む人の心にこそは 高き卑しき 【意味】高くつくった建物であっても、土でつくった粗末な小屋であっても、そこにすむ人の心こそが、その人が高貴であるか卑しいかを決める。 【解釈】タワマンだろうとバラックだろ…