つらしとて 恨みかへすな 我れ人に
報ひ報ひて はてしなき世ぞ
【意味】
つらいことをされたからといって、その恨みを返してはならない。
報復の連鎖が果てしなく続くことになるぞ。
【解釈】
報復の連鎖に陥るため、恨みは返さず自分にとどめておけ、というお話。
とはいえ、「他者の権利を侵害し、抵抗がなければさらに侵害してくる人間」もいるので、きちんと報復することも大事。
つまり、「感情的になって報復する」ことと、「権利を守るための反撃（見た目は報復）」をきちんと区別し、感情的な恨みはなるべく抑えるようにするのがよいか。
