ひとり身を あはれとおもへ 物ごとに
民にはゆるす 心あるべし
【意味】
まず独り身の者を思いやるようにし、そして、何事であっても民に対しては思いやりいつくしむ心を持つようにする。
【解釈】
老いて妻のない者、老いて夫のない者、老いて子のない者、幼くて親のない子、などの孤立している独り身の者から思いやり、福祉をほどこす。
そして、民全体に対しても思いやり、続いて福祉をほどこす。
家族を大事な単位として見るのであれば、まず、そこから外れてしまった者から福祉をほどこす。
より普遍的にするなら、リーダーであるなら孤立している者をまず思いやるようにし、そして全員も思いやるべし、という感じか。