戦い方の探索者

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【す】 少しきを

 

少しきを 足れりとも知れ 満ちぬれば
月もほどなき 十六夜(いざよい)の空

 

【意味】
少なくあっても充分であることを知りなさい。
満ちてしまえば、月もほどなく十六夜の空のように欠けるのだから。

 

【解釈】
月が満月になるのは十五夜。
その翌日の十六夜になると、月は少し欠ける。
このことから、以下の二通りの解釈があるのではないかと思われる。

 

・欲が満足するのは一瞬だけで、すぐに不満足になり欲に流されるようになる。
だからこそ、少なくても満足することを知る(足るを知る)必要がある。

 

・少なくても満足することを知りなさい。
なぜなら、自分の全盛期が過ぎたならば、あとは何かしら少ない状態になるのだから。