戦い方の探索者

ブログトップに目次ページがあります

韓非子57 国の統治において、なぜ仁義・恵愛はダメで厳しい刑と重い罰がよいのか

国の統治において、「仁義(貧者へのほどこし)」をただ行うと褒賞の基準が守られず不公平を生み、民衆の国の義務に対するヤル気がなくなる。
また、「恵愛(刑罰を与えない)」を行うと、乱暴者がとがめられず野放しになる。

 

どちらも国を滅ぼすもとになる。

 

なので、厳しい刑によって民衆の邪悪な心を抑え(民衆は厳しい刑を恐れるので邪悪な心を控えるようになる)、重罰をもうけて民衆の悪事を防ぐ(民衆は重い罰をいやがるので悪事を控えるようになる)ことが必要である。