戦い方の探索者

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2023-09-07から1日間の記事一覧

論語4-7 人間は誰でも

「人間の性質は、「失敗の種類」と「失敗への対処のしかた」に現れるので、よく観よう!」 日常の出来事だけでなく、一緒にゲームをすると、これらのことが観えたりする。

論語4-1 行動の根拠に

「行動の根拠に誠実な思いやりのない人間は、知性のある人間ではない」 そうなのだろうか?とも思ったものの、よく考えると、人に対する誠実な思いやりがないと、社会を害する(つまり、社会の全体最適を考えられない)ので知性がないと言えるか。 また、事…

論語3-3 事実に対する

この回では、原文の「仁」を「すべてのものに対する愛」、ひいては、論ずるさいに必要な「事実に対する愛」と解釈。 一般的には、「人間愛のない人間が、学問や文化を語っても意味がない」という解釈がされている。これはこれで、そうなんだろうという感じ。

論語2-17 知るとは何か

無知の知。ソクラテスがそんなことを言ったと聞いたことがあるが、孔子も言っていたのか… 実際、自分が何を知っていて何を知らないかを理解していないと、つまり現状を把握していないと、次の一手をどう打てばいいのかわからんちん。

論語2-15 読書をしたり

知識を運用するには、「実践するのに適したまとめかた」(実践用の体系化)がなされている必要がある。なので、頭に入れたものは、実践を前提にして考え、きちんとまとめておく。 また、乏しい知識や情報をもとにして考えると、その乏しさゆえの「狭い範囲」…

論語2-14 教養人は誠実さと

誠実さは、「公平に人と接する」という行動で表に現わされる。不誠実さは、「利害で取り入る」「仲間びいき」という行動で表に現わされる。 その人間が誠実かどうかを知るには、行動を観ればよい。

論語2-13 言わんとすること

※不言実行を表す言葉。 行動で見せてから説明。 説得力MAX。

論語2-12 教養人は専門化

といっても「専門家になるな」ということではなく、専門家でありながら大局をふまえて行動できる者になれ(専門家のままになるな)、ということのよう。

論語2-11 過去に起きた事実

「過去に起きた事実から、現在の現実の問題に適用できる知恵を抽出する。それでこそ教師」 つまり、単に過去に起きた事実を知ってそのまま伝えることは、人に教えて導く能力ではないということ。知恵の実践(現実への適用)を前提にしてこそ、現実に生きる人…

論語2-10 その人の行動を観察

「行動を観て、動機を観て、目的を観る。そうすれば丸裸」 じっさいにかなり有用なアドバイス。言葉ではなく行動を観るのは、人間観察の第一歩。観察の二歩目と三歩目は、書いてあるとおり。

論語2-4 わたしは15歳のとき

※孔子が自分の人生を表した名言 現代のように医療、教育、出版のシステムが整ってはいなかったであろう時代に、よくもまあ70歳以上まで生きて、そして、そんな境地に至ったものだと感嘆せざるをえない。見習いつつ、自分のペースで頑張ろうと思うナリ~

論語1-16 人から認められていない

他人に評価されていない状態という、目の前に現れている結果に対しては感情的な反応をせずに淡々と受け入れ、その原因である自分の能力のなさという問題に、意識を振り向けて改善せよ、ということか。

論語1-14 教養人は食事

学問が好きな人は、その分野の真理の探究が目的となるので、美食や豪邸は目的とならない。(美食や豪邸が研究対象ならしょうがないだろうが、ここでは美食や豪邸は物質欲の象徴としての表現のよう) 人格者に相談するのは、自分の判断が人の道に反していない…

論語1-8 誠実さがなければ

※最後の文は、元は「過ちては則ち改むるに憚ること勿れ(あやまちてはすなわちあらたむるにはばかることなかれ)」という言葉で、わりといろんなところで引用されたりする。 「学問によって知識を高めるだけでなく、人格も高める。中でも誠実さを持つようにす…

論語1-4 わたしは毎日

※孔子の弟子の言葉 「人の相談にのったのならば、誠実に対応する。友人とのつきあいで、言葉と行動を一致させる。人に教えるときは、まずは自分でよく理解してから。」

論語1-3 人当たりのいい

※ことわざの「巧言令色鮮し仁(こうげんれいしょくすくなしじん)」 「耳あたりのよい言葉づかいや、警戒心を解かせるような表情に注意せよ。その相手は、こちらを思ってのことではなく、自分の利益や安心だけのためにそれをやるような性質の人間かもしれな…

論語1-1 学んだことを

「自分の興味のあることを学び、そして、同じことに興味を持つ人と語らう。これはとても楽しいことであり、他人に承認されるかどうかなんて関係ねぇ!」 人間なら誰しもが持つ「他人に承認される欲求」を否定する気はないけど、その欲求が前に出すぎると、他…

韓非子60 臣下を制御できない君主に待ち受ける悲劇

君主が臣下を制御できないと、臣下は必ず自身の権力を高め、最終的に君主を殺して自分が最高権力者になろうとする。 君主が臣下に殺されないようにするためには、臣下を制御する「法律」と「臣下をまとめて君主の権力を守る方法」が必要なのである。

韓非子59 君主が尊重するべき臣下と軽蔑するべき臣下

「法律」と「臣下をまとめて君主の権力を守る方法」を学んで運用する臣下こそが、君主(が生きている間)に実際の利益をもたらす尊ぶべき臣下である。 君主が死んだあとで忠義を発揮する臣下や、賞を与えても働かない臣下は、実際の国の統治には役に立たない臣…

韓非子58 名君主が国を治めるために使う「道具」

国の統治には、「法律」と「臣下をまとめて君主の権力を守る方法」という手段を使い、「恩賞の規準」と「厳しい刑と重い罰の規準」というルールを決めてそれを実行することが必要である。

韓非子57 国の統治において、なぜ仁義・恵愛はダメで厳しい刑と重い罰がよいのか

国の統治において、「仁義(貧者へのほどこし)」をただ行うと褒賞の基準が守られず不公平を生み、民衆の国の義務に対するヤル気がなくなる。また、「恵愛(刑罰を与えない)」を行うと、乱暴者がとがめられず野放しになる。 どちらも国を滅ぼすもとになる。 な…

韓非子56 「君主の権力を守る方法を知り、そして法律を実行する人物」は、邪悪な臣下によって悪口を言われて死ぬ

「君主の権力を守る方法を知り、そして法律を実行する人物」は、正しい原理原則のもとに法律を実行するので、多数の邪悪な臣下から疎(うと)まれて君主に悪口をふきこまれる。 賢明な君主でないと、その数多くの悪口を無視して「君主の権力を守る方法を知り、…

韓非子55 世間の動向に迎合せずに、統治の原理原則に従う

国が治まるのは、世間の動向に沿ったこと(軽い刑罰などの民衆の喜ぶこと)を実行するからではない。統治の根本的な原理原則にもとづいて、法律などのシステムを運用するからである。

韓非子54 政治の最高の功績と、それをもたらす方法

「治まっている状態」と「乱れている状態」をもたらす原理原則を理解し、「法律」と「臣下をまとめて君主の権力を守る方法」という、秩序をもたらす仕組みを構築することで、政治における最高の功績である、「公共の混乱と災いの除去」を実現できる。

韓非子53 「人々が、君主のために見たり聞いたりせざるをえないようになる」には、どうすればよいのか?

君主が自分の国のことを見たり聞いたりするには、君主自身の目や耳を直接使うのではなく、人々の目や耳を働かせるのがよい。 そして、人々がそのようにせざるをえないようにするには、犯罪を告発する者には必ず手厚いご褒美を与え、そして、法律を破って罪を…

韓非子52 君主が国を治めるためのよい方法とは?

君主が国を治めるときには、「法律」と「その法律に照らし合わせて賞と罰を与える」仕組みを確立して、臣下や民衆に知らしめる。そして、その仕組みによって、臣下や民衆が君主のために働かざるをえないようにして治める。 この仕組みは、「君主個人の、ただ…

韓非子51 「法律」と「臣下をまとめて君主の権力を守る方法」をわきまえた者が臣下になると、国が安全になるのはなぜか?

「法律」と「臣下をまとめて君主の権力を守る方法」の運用をわきまえた者が臣下になると、その臣下や君主によって、「法律」や「君主の権力を守る方法の法則(原理原則)」に基づいた客観的な判断がくだされるようになる。 つまり、公正な賞と罰がなされるよう…

韓非子50 君主をあやつる邪悪な臣下がいると、ほかの臣下や役人が、その能力を発揮できなくなるのはなぜか?

君主をあやつる邪悪な臣下は、「君主や国のために尽くす人」に危害を加え、「君主や国に尽くす行為に反して悪事を行い、権力者である自分に利益を与える人」に恩恵を与える。 君主や国のために尽くすと身の安全を損ない、権力者の機嫌をとると身の安全が得ら…

韓非子49 邪悪な臣下は、なぜ君主をだまして自分の思いのままふるまえるのか?

邪悪な臣下が君主をだませるのは、君主が邪悪な臣下を制御する方法をもたず、また、邪悪な臣下を「好き嫌いが合っているから」といって頭から信用してしまい、その発言が適切なのかを精査しないからである。

韓非子48 邪悪な臣下が使う、君主に信頼される方法とは?

邪悪な臣下は、君主の好き嫌いの感情に自分の感情を合わせて、信頼されようとする。 君主の側からすると、自分の好き嫌いの感情に合わせようとする臣下は、邪悪な臣下である可能性がある。