戦い方の探索者

ブログトップに目次ページがあります

2023-09-08から1日間の記事一覧

論語12-23 友達との人間関係に

友達に対しては、正直に忠告はすれど、いやな目にあわない程度に。 しかしまあ、悪い方向へ意図的に進むような友達は、はたしてずっと友達でいられるかどうか。

論語12-22 仁とは人間を愛する

人間の性質を知り、善い方向へ使うことが「知」であるといえるか。 ※ちなみに、孔子は、弟子の個性や能力に応じて質問への回答を変え、相手が理解しやすいようにしていた模様。 仁についての回答の、別の弟子の場合のものは12-1を参照。

論語12-16 他者の良いところや

つまり、善い行いや悪事への対応を見ると、その人の人格的段階がわかる。 また、自分の人格を高めるなら、善い行いを支援し、悪事はやめさせるようにする。 友達への忠告については、12-23も参照。

論語12-10 自分の人格を高める

感情を動機とする判断は「迷い」である。 つまり、迷いかどうかを見分けるには、動機が感情かどうかを見ればよい、ということか。

論語12-1 仁とはなんでしょうか

※四字熟語の「克己復礼」。ただ、克己復礼という言葉は、孔子の時代にはすでにあったかもしれないとのこと。 みんなで一緒に生きるために、各自が利己的な欲望に打ち勝ち、みんなで一緒に生きるためのルールにのっとって行動しようというお話。 言いかえると…

論語11-17 とある国の実力者は

孔子激おこ案件。 度を超えた富の追求へ加担すること、それは、善い生き方と中庸を目的とする教養人にはあるまじき行為。

論語11-16 人物批評の好きな弟子

※「過ぎたるは なお 及ばざるがごとし」として有名な故事。 中庸(バランスのとれた良識をもっていること)が一番というお話。 ※突然ですが、論語について論語の二十篇のうち、前半十篇(1~10)がまずまとめられて、後半十篇(11~20)は後から付け加えられたとい…

論語9-30 賢者は迷わない

賢者、人格者、勇者と分けているものの、教養人が備えるべき3つの性質を表しているもよう。 賢者は、その知恵によってできるかぎり多くの選択肢を挙げ、そしてその中から理にかなう最適な選択肢を判断できるので迷わない。 人格者は、人の道についての判断…

論語9-29 松などの常緑樹は

4-7の「その人の失敗への対処の仕方は、人格的段階に応じたものになる」に、通じる人間の性質を見抜く方法。 人生の重大な逆境だけでなく、ゲームでの逆境(大きく負けている状態や、不運でどうしようもない状態)でも、性質がチラ見えることがある。 (といっ…

論語9-24 気持ちが引き締まる教訓

一時的な気持ち(感情)に浸るだけではいけない、というお話。感情で終わらせず、考え、実践する。

論語9-23 若い人間に対して

※後生畏るべし(こうせいおそるべし)で有名。 人間の価値は年齢とは関係なく、善い生き方を社会に評価されるかどうかで決まる、ということだろうか。 ただ、社会の評価といっても、それはメディアやSNSで注目を集めることではなく、身の回りにいる人からの良…

論語9-22 植えられた苗の

優れた才能を持つ弟子が、早くに死んでしまったことに対する孔子の言葉と言われる。 才能があっても、運がなければ活かせない。運があっても、才能がなければつかめない。 ※運があっても才能がなければつかめない、とは言いましたが、不確実性の高い環境であ…

論語9-19 土を盛って山をつく

何かの行動をするとき、第一歩を踏み出すのも、完成まであと一歩のところでやめてしまうのも、自分の判断であり自分の責任である。 「行動」、言い換えると「実践」をするさいには、よそに理由を見つけず、自分が責任を負って自分の判断でやることにより進歩…

論語9-4 孔子は以下の4つのこと

逆のことを言うなら、以下のような感じか。 客観的な、道理(人の道)に基づいた考えをする。物事は、その道理(性質、法則)に基づいて自然に進める。意見は、誰のものであれ、道理(人の道)にかなうものを支持する。自分のことだけでなく、他者のことも考えに入…

論語9-1 孔子は利益については

「利益」と「誠実な思いやり(仁)」の結びつきは、「利益の追求は、誠実な思いやりを土台にしないと、他者(ひいては社会)へ害をもたらす」という解釈で理解できる。 では、「利益」と「運命」の結びつきはどうなんだろうか。おそらくは、8-13のように、「自分…

論語8-17 学問をするときには

自分が学ぶ分野の、知識のアップデートをし続けろ。 ということなのか、あるいは、 知れば知るほど知らないことが増えていく、という現実に直面すると、どこに焦点を絞って進んでいいのかちょっとわからなくなる、 ということなのか。

論語8-16 情熱的でありながら

人間の性質は、中庸、つまりバランスがとれていることが望ましい。 しかし、「バランスを欠いた性質」には、その性質に付随する良い面もある。(情熱的な性質なら正直。子どもっぽい性質なら真面目。バカ正直な性質なら誠実) その良い面が見られない「バラン…

論語8-14 自分がその地位に

自分にとってなんの権限も責任もない職務に対して、横から口を出すという越権行為をしてはならない。 ※越権行為はしてはならないが、その職務によって生じた結果が自分や社会に影響をおよぼすなら、その結果についてきちんと批判(評価・判定)する必要がある…

論語8-13 学問によって得られる

学問を(道徳的に)世のため人のために活かすには、社会が道徳的かどうかが前提となる。 道徳的な社会ならば、世のため人のために活動して、貧乏で低い地位にあまんじるな。 不道徳な社会ならば、その不道徳な社会につけこんで金や高い地位を得るな。 不道徳な…

論語8-11 わたしにはとある理想と

人格が傲慢でケチなら、そこにどれだけ優れた能力が乗っかっていても意味はない。 たしかに、「能力の発揮される方向」が、「己の利益のために周囲を傷つける方向」へと向く可能性はかなり高い。

論語7-36 教養人はおだやかで

細かいことにこだわることは別にいいと思うが、いつでも何にでもそうであっては(つまり、やり過ぎるほうへバランスが偏っていては)、よろしくない。

論語7-35 贅沢な暮らしを

倹約すると物持ちが良くなるが、それは「古いものに執着して新しいものを受け入れない態度」につながることもあるとのお話。 まずい態度のうち、周囲に対して行われるもののほうがよりまずい、というのはたしかにそうですね。

論語7-27 世の中にはその分野

「言う前に調べよ」わたしも創作をする以上、つねづね自戒すべき言葉。 ※最後の文の解釈については、「(自分で作らず、すぐれたものを選びとることは)完全な知性とは言えないが、それに次ぐものである」というものもある。こちらも理にかなう。

論語7-21 三人で道を歩いて

日常の中の、ちょっとしたことからも学ぶことができる、というオハナシ。 他の二人によくないものが多いのであれば、一緒に道を歩くこともなくなるだろうか。

論語7-15 粗末な食事を

たしかに、質素な生活の中にもさまざまな変化があり、それらを楽しむことができる。(それに現代では、質素な生活をしていても楽しめることが増えているし) そういえば、贅沢になればなるほど、細かな幸せには気づきにくくなる、ということを誰かが言ってい…

論語7-11 金もうけの追求が

金もうけの追求は、道徳的かどうか? たしかに、金もうけを追求するあまり、道徳に反することをする人は多い。 とはいえ、金もうけそれ自体には善悪などはなく、それを行う人間に善悪があるだけ。 道徳的に金もうけをすることができるのなら、それにこしたこ…

論語7-10 孔子が質素な弟子に言った

熱血漢な弟子ぃ… 世の人の自分の扱いにはとらわれず、自由にふるまう。戦うさいには、味方には慎重で賢い人間を選ぶ。

論語7-8 教え子が疑問をもち

生徒に「学習の態勢」が整っているからこそ、教えが役に立つ。 頭ごなしに教えても、理解できないか、理解できるが自分の頭で考えることができない受け身ロボットができるだけ。

論語6-29 人間の道徳において

物事の良し悪し(よしあし)に対する、健全な判断力が必要である。 なぜなら、判断力が甘いと悪しを見逃し、判断力が厳しく融通がきかなすぎると、良しを潰すから。 というような感じでいいのだろうか。

論語6-27 教養人はひろく知識を

知識を学び、それを「善い生き方」の具体的な形である「善い生活方式」におとしこんで、実践する。