戦い方の探索者

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専門特化プレイヤー

 

産業バリューチェーン内の、1~3つの業務や機能に集中する。

 

専門特化した企業は、納品までのコストを熟知している。
そのため、提供する商品のメニューを顧客の細かい条件に応じてつくることで、より適切で有利な価格設定を行うことができる。
(これにより、顧客は自分に合った選択肢を選べる)
この「提供するサービス・メニュー」と「価格設定のアルゴリズム(算法)」こそが、利益を上げられる決定的要因。

 

【価値提供】
高い価値をもたらす専門的なサービスを得られる。

 

【効果】
・専門化による効率化。

 

・集中することによる規模の経済の効果。

 

・専門特化した知識、技術、能力による優位性。

 

・専門的なノウハウを複数業界の複数の市場に提供できる。

 

・新しいソリューションを一つ発明したら、そのソリューションを何回、何十回と繰り返し売ることができるので、収益性が高くなる。
(コストの大半は、ソリューションの開発段階で生じる。
繰り返し市場に出せるなら、オペレーション・コストをかなり低く抑えることができる)

 

・顧客と密接な関係を結ぶことができる。

 

 

くわしくは……

p56(レイヤーマスター)

【事例】Foxconnシマノ

 

p243(Layer Player)

【事例】トラストイー社、ペイパル社

 

p120(スペシャリスト利益モデル)

【事例】EDS社、ウォレス社