顧客の人生のできるだけ早い時期に、お買い得な入門用製品(エントリーモデル)を買ってもらう。
その後、顧客の成長にともなうウォンツやニーズの変化、さらに収入の変化に合わせて、提供する価値と価格を変化させ、利益をあげる。
顧客が一生のうちにとある企業にもたらす利益を、「顧客生涯価値(LTV:Life Time Value)」と言う。
【顧客に提供される価値】
お買い得な入門用製品。
また、自身の成長に合わせた価値を得られる。
【企業がお金を得る手段】
高い価格の、上位の製品やサービス。
【企業にもたらされる効果】
・顧客の囲い込み(固定化)による収益の安定化。
・顧客を囲い込み、その情報を持っているので、顧客の成長に合わせて新しい製品やサービスへ移行させることができる。
そのため、マーケティング(顧客の求める価値をつくり、顧客に知らせ、そして顧客へ届けて活用してもらう活動)の費用が節約される。
※とくに顧客情報の取得費用の節約
くわしくは……
p54
【事例】トヨタ自動車、ベネッセ
p190
【事例】やずや、ピジョン