戦い方の探索者

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サプライ品モデル(別名:レイザー&ブレード)

 

※「レイザー」はカミソリのことで、「ブレード」はカミソリの替刃のこと。

 

提供する商品は、「本体」と「本体を使うために必要な消耗品(サプライ品)」からなる。

 

・本体
 本体を製造するのにかかった費用よりも低い価格にして、消費者が買いやすいようにする。
(場合によっては無料で提供)

 

・本体を使うために必要な消耗品(や保守・運用サービス)
消耗品には、その商品にしては高めの価格が設定され、そこで利益を得る。

 

【価値の提供】
お買い得な本体製品

 

【お金を得る手段】
高い価格のサプライ品

 

【効果】
・本体を買った顧客は、消耗品を買い続けるので、顧客が固定化する。
それにより、収益が安定化する。

 

・消耗品の広告宣伝費が安くすむ(あるいは不要)。

 

・マネされやすい。
また、このモデルに便乗して消耗品だけを売ろうとする企業が出てくる。
顧客が、そういった企業の消耗品を買わないように、特許やブランドによる障壁が必要。

 

 

くわしくは……

p136(消耗品モデル)

【事例】キヤノン、ネスレ日本

 

p317(Razor and Blade)

【事例】ジレット社、ヒューレット・パッカード社

 

p118(レーザーブレード)

【事例】ジレット、コダック

 

p132(インストール・ベース利益モデル)

 

【Wikipedia英語版】Razor and Blade