戦い方の探索者

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販売後利益モデル

 

顧客は、「価格が高く、価格の幅が大きく、選択肢が多い商品(自動車やコンピューター)」に対して、少しでも安い価格で手に入れようとする。
そのため、いつか価格は引き下げられ、利益は失われていく。

 

そうした価格の高い商品が一旦購入されると、その商品を使うための必需品(価格は商品よりはるかに安い)の市場が生まれる。

 

それらの必需品は、価格が安いので、高い商品ほど顧客は価格に敏感にならない。また、購買頻度も多い。
そこに大きな利益が生まれる。

 

元の価格の高い商品を売るメーカーは、こういった必需品によって販売後の利益を得られるように、新しい事業を展開することが望ましい。

 

(※しかし、以下のような理由から、そのような新しい事業組織やシステムはつくられないことが多い。

 

・必需品のビジネスが、スキル、人材、システム、データベースが異なるビジネスモデルであるため

 

・そういった必需品のビジネスは、心理的な満足感、華々しさ、知名度が見劣りするビジネスであるため

 

・メーカーの構成員の中で、利益の増減に応じて報酬が決まる人が少なく、(販売後の)利益への関心が低いため)

 

 

くわしくは……

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【事例】自動車と自動車保険など