戦い方の探索者

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スイッチボード利益モデル

 

サービスの供給者(サプライヤー)と、その顧客をつなぐ配電盤(スイッチボード)となって利益をあげるモデル。

 

顧客が必要としている価値を生み出す資源(複数のサプライヤーからなる)を保有し、まとめて顧客に売る。

 

・まずは、サービスの核となる「価値を生み出す資源」を確保する。
そして、そこに他の資源を組み合わせる。

 

それぞれの「価値を生み出す資源」の、市場における自社の保有率が高まるほど、顧客は自社のまとめたパッケージを購入せざるをえなくなる。
(そのため高く売れる。また、収益の安定化につながる)

 

・自社がメーカーなら、まとめたパッケージに自社商品を組み込んで利益をあげることができる。
しかし、そこに客観的な判断がなければ、顧客にとって最適なパッケージではなくなり、信用を失う可能性がある。
(←この部分が、「中立性・専属性のマネジメント」)

 

【価値提供】
・まとめるパッケージの質の高さ。

 

・顧客が自分で調達するよりも、価値を生み出す速度が速くなる。

 

・顧客は、ある種のワンストップショッピングを提供してもらえる。

 

【効果】
・高価格化(利益上昇)
・収益の安定化
・大きくなればマネされにくい
・ある種のネットワーク効果が働く

 

 

くわしくは……

p50

【事例】ハリウッドのタレント・エージェント