戦い方の探索者

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ブランド利益モデル

 

「ブランド」のもともとの意味は、自分が所有している家畜に、自分の所有物であることを識別できるように焼印を押すこと。

 

ビジネスでの意味は、自社の商品が、競合する他社の商品とは異なることを識別できるようにする(差別化する)ために、消費者の頭のなかに形づくるイメージのこと。

 

ブランドを確立すると、価格プレミアムを得られる。
(※価格プレミアム:ブランドに対して、顧客が他の商品より余分に払ってもよいと考えている上乗せ価格)
この上乗せ価格により、利益をあげる。

 

 

ブランドによる利益は、効果的な宣伝活動に投じられた資金の累積額に応じて得られる。
(あるいは、宣伝活動を積み上げた時間に応じて得られる、とも言える)

 

ちなみに、差別化されていない商品(コモディティ)の場合、長期的には、一貫した継続的な宣伝費の投入が、ブランド確立による「シェアの拡大」をもたらす。

 

【顧客に提供される価値】
ブランド特有の価値

 

【企業がお金を得る手段】
ブランドによる価格プレミアム

 

【企業にもたらされる効果】
・ブランドの価値により、顧客ロイヤリティ(信頼や愛着)が高められて継続購入されるので、収益の安定化につながる。

・価格プレミアムによる高価格化により、利益が増す。

 

 

くわしくは……

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※効果的な宣伝活動について
「シェア・デターミニング・セグメント」という言葉がある。

 

その意味は、「市場シェアを決定(デターミン)するほどの影響を持つ、重要な、共通のニーズなどをもつ顧客層(セグメント)」のこと。

 

この、市場シェアを決定する顧客層を対象に、広告を出すと効率的かつ効果的。