製品や規格を自社で作成し、それが競争を通じて「事実上の標準(デファクトスタンダード)」として世の中に受け入れられるようにする。
そうして標準となり、更なる販売を確保し、利益を上げる。
※競争を通じてではなく、公的機関などによって定められた規格を「デジュールスタンダード」と言う。
【効果】
・標準として普及することで、互換性(や慣れなど)によって、まだ自社の顧客でない顧客も、標準としての自社製品を受け入れるようになる。
そのため、マーケティングコストが削減できる。
・標準として普及すると、その標準をもとにさまざまな他の製品がつくられるので、なおさらその標準である製品を選択せざるを得なくなる。
つまり、ネットワーク効果がはたらく。
・大量生産により、低コストで生産できるようになる。
・販売やコストの予測可能性が高まり、リスクが減少する。
・標準となると、現状の一歩先を計画し、次の流れを作ることができる。
そのおかげで、予期せぬ出来事に対して行われる緊急の対応にかかるコストを削減できる。
くわしくは……
p102
【事例】マブチモーター
p290
【事例】QWERTY配列
p140(デファクト・スタンダード利益モデル)
【事例】マイクロソフト
【Wikipedia】デファクトスタンダード