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戦い方の探索者

戦いの法則にせまり、自分の戦い方を築く助けとする

【書評】 楽して、儲ける! (山田昭男)

書評

 

電設資材を取り扱う会社、未来工業の社長の経営論。

 

印象に残ったところをまとめると…

 

経営者の一番大切な仕事は、「社員のやる気」を高めることである。
会社は人の集合体なので、それは当然のことである。

 

社員のやる気を高めるためには、わざわざ「やる気を高めるにはどうするか」という会議をしたり、コンサルタントを呼ぶ必要はない。
社員の不満を消していけばいい。

 

社員の不満とは何か。
それは、給料が安い、休みが少ない、ノルマに縛られる、ルールにがんじがらめになる、ことである。
そんな不満のある会社にだれが努力しようとする気になるのか。

 

これらの不満を消して社員のやる気を高めるのが、経営者の一番の仕事である。

 

現在、そういう経営をしていないのなら、まずは経営者が変わるべきである。
そうしてこそ、社員が変わる。

 

…という感じです。

 

他には、経営者としてすべきことは差別化の戦略(ものづくり、販売の方法論、リーダーシップなどにおいて)を実行することで、それらについて勉強するべきである、とおっしゃっています。
また、「企業論なんて勉強したって、頭に入るだけで体は動かない。商売というものは、実際に体を動かして覚えるしかない」ともおっしゃっています。

 

これは、戦い方について探索して探究している私も思うところです。
過去に研究されたもの(人間一人の経験では得られない知恵)を得るには、勉強するしかない。
しかし、どれだけ戦略などについて学んでも、実際に現実に応用して検証してみないと効果のほどはわからないし、状況に応じて適用するコツもつかめないんですよね。
ほんと体を動かしてみるしかない。

 

本の題名からして、よくある胡散臭いビジネス本の類かと思ってしまいますが、ところがドッコイとても参考になる本でした。
同業他社よりも高めの給料を出し、かつ休みも多い会社を作りあげた経営者の実践に基づく経営論、これを読まずにはいられましょうか。